ハマナスはジャパニーズ・ローズと言われる日本の原種の野バラ。
気品高く、強い香りと大きく鮮やかなマゼンタピンクの花は、
ヨーロッパの人々を魅了し、彼の地へ渡りビーチローズ(海辺のバラ)として現在も親しまれています。
かつて、日本のバラ香料として高級化粧品に用いられたハマナスの花。
その香りは、女性の心と身体をやさしくサポートしてくれます。
香りの成分には、保湿やアンチエイジングなどの美容作用があると言われています。
また近年、和ハーブとしても注目されるハマナス。
花びらには、タンニンやアントシアニンなどのポリフェノールとビタミンCが多く含まれています。
石狩では6月がハマナスの花のピーク。
その時期に毎日、その日に咲いた花びらだけを摘み集め、
すぐにその色や香りを壊さないように乾燥して保管しています。
雑貨品として販売しておりますが、ハーブティーにしたり、お酢や蜂蜜に漬け込んだり、
お酒(白ワイン、ウォッカなど)につけてチンキとしたり、色々とお楽しみいただけます。
ハマナス(Japanese Rose、Beach Rose)
学名:Rosa rugosa
部位:花
主な成分:アントシアニン タンニン ビタミンC 精油成分(ゲラニオール、シトロネラール、フェニルエチルアルコールなど)
内容量:4g
北海道の海岸線のいたるところに自生していたハマナス。
石狩海岸の浜辺はピンクに染まるほどハマナスが咲き誇っていたといいます。
今では道路や新港の開発などで、ハマナスの群生が残る自生地は、
石狩や知床など数カ所となってしまいました。
そんなハマナス香る石狩浜の原風景の再生と、自然とふれあい共生する地域づくりを目指す
「石狩浜ハマナス再生プロジェクト」から生まれたハマナスプロダクツです。
ハマナス再生プロジェクトでは2020年春、石狩市内の石狩浜の海浜植物保護地区及び自然ふれあい地区から離れた場所に、
栽培地をもうけハマナスの栽培に取り組み始めました。注目度が高まってきたハマナスの商用利用を可能にするためです。
小さな苗を植え、除草、剪定、株分などなどをプロジェクトメンバーが行い、
試行錯誤しながらやっと乾燥花びらの販売まで漕ぎ着けました。
とはいえ、まだまだ大々的に販売できる収量でもないので、
La table verteのオンラインショップ上での代理販売です。
こちらの売り上げは、ハマナス再生プロジェクト協議会の収益となります。
協議会の活動資金として使わせていただきます。
一袋4gと少量ですが、チンキを作るには十分な量です。
石狩浜に自生する原種のハマナスから種を採り、苗からつくったハマナスなので、
一輪の花には花びらがたったの5枚。
でも、だからこそ素晴らしいく強い香りを持つのが、石狩のハマナスの特徴です。